スタッフブログ

2013年12月10日 火曜日

性器クラミジア感染症について

クラミジア感染は、わが国では最も多い性感染症(STI)です。
若年層に多く、正常妊婦の3〜5%(特に16〜19歳では約20%)にみられます。
また、29歳以下では感染者数において女性が男性を上回っています。


女性が感染した場合は

感染後1〜3週間で、子宮頚管炎を発症します。その後上行感染すると、卵管炎腹膜炎を起こすことがあります。


この状況を放置すると、子宮外妊娠不妊の原因となります。妊娠しても流産早産の原因になることもあります。また母子感染(新生児結膜炎、新生児肺炎)を起こすことがあります。

症状としては、おりものが多くなったり、不正出血、性交痛、下腹部痛などがあります。
しかしながら、女性の感染の半数以上が、自覚症状がありません。

検査方法
子宮頸管の擦過検体から調べます。
当院では、感度が高い核酸増幅法(SDA法)を用いた検査を行っております。
また、必要に応じて、血液で抗体検査を行う場合もあります。

さらに最近の問題として
オーラルセックスによる咽頭感染も増えています。
子宮頸管にクラミジア感染した女性の10〜20%に咽頭感染があると言われています。
これには厚生労働省でもQ&A(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda.html)を作成し、注意を促しております。

10-20代の若年層が感染し未治療とした場合、将来の妊娠しづらい体にしてしまう可能性があります。これが重大な問題ではないかと思います。

ちなみに、アメリカのCDCのガイドラインでは、25歳以下のすべての女性に対して、年一回の検査を推奨しています。また、最近パートナーが変わった人に対しても検査を勧めております。

治療は抗生剤です。
クラミジア性器感染症は、確実な薬剤の服用とパートナーの同時治療があれば、再発がないと考えられています。
(ガイドラインでは、治療2〜3週間目に病原検査を行い、治癒の確認をすることが望ましいとされています。)

ご心配の方は、是非外来で相談して下さい。


次回は淋菌のお話をします。

副院長 今野 秀洋

投稿者 佐野産婦人科医院

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