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2014年3月31日 月曜日

妊娠期間中に性器ヘルペスを認めた時の対応について

妊娠中に性器ヘルペスが発症した場合は?

初感染では約50%, 再発では0〜3%に新生児ヘルペスが発症すると言われています。
新生児ヘルペスの場合、抗ウィルス薬の投薬を行っても約30%が死亡し、生存しても重度の障害を残す可能性があります。
そこで、性器ヘルペスが発症した場合は妊婦への抗ウィルス薬の投薬を行い、罹病期間の短縮を行います。
抗ウィルス薬(アシクロビル)における胎児障害の報告はありません。

ちなみに母体感染の時期は
妊娠初期 30%
妊娠中期 30%
妊娠後期 40%

であり、どのタイミングでも起こりえます。


また、児への感染はほとんどが経産道感染であるので、分娩時期の児への感染を予防することが大事であります。

日本産婦人科学会のガイドラインに記載されていますが

①分娩時にヘルペス病変が外陰部にある
②初感染発症から一ヶ月以内に分娩となる可能性が高い
③再発または初発非初感染発症から、一週間以内に分娩となる可能性が高い

以上の場合は、児への感染の可能性があるので、帝王切開を勧められます

新生児ヘルペスについて

感染するタイミングは?
子宮内感染は1/250000分娩なので、ほとんどなく、産道からの感染が9割、産後感染が1割くらいです。

発症形式で(1)皮膚、眼、口限局型、(2)中枢神経型、(3)全身型3つのタイプに分けています。
特に(2),(3)では生存しても重度の障害を残す可能性が高いです。





妊娠中のヘルペス発症は重大な問題となります。
性器ヘルペス感染症(http://www.sanolc.com/blog/2014/03/post-25-781191.html)を妊娠中に疑ったときは、速やかにお伝えください。

副院長 今野 秀洋

投稿者 佐野産婦人科医院

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