スタッフブログ

2014.04.24更新

妊婦検診の際、時々、明らかな体重の増え過ぎや増えなさすぎに対して指導をすることがあります。

いくつかの理由がありますが、その一つとして胎児期の栄養環境と成人期の生活習慣病発症との関わりが言われています。
イギリスのBakerらが、1986年に提唱した説です。
現在、各国で調査中ではありますが、多くの疫学からどうやらこの説は正しいのではないかと言われてきております。

もう少し説明すると、「胎児期に低栄養環境にさらされていたが、出生後に過剰な栄養を投与されると、(その反動で)将来、肥満や糖尿病などの生活習慣病や虚血性心疾患に罹患しやすくなる可能性がある」というものです。

実は、ここ30年間で、日本人の出生時平均体重は200g近く減少しています。
これは、日本人の胎児期の栄養状態が悪化していることを意味しているのかもしれません。
(痩せている女性が増えていることと関連があるかもしません。)
今後、日本人の生活習慣病の発症率が増加する危険性が高いのではないかと懸念されています。

体重だけで妊婦の栄養評価はできませんが、一つの指標になると考えています。
当院では、必要に応じて栄養指導を行っております。

また、最近知り合いに教えて頂きましたが、四国大学で無料通信アプリ「Line」を利用して、栄養管理を指導するプログラムが始まったようです。
http://www.shikoku-u.ac.jp/public/pre-mama/

研究の一環のようですが、興味ある方は参加なさってもよいのではないかと思います。

副院長 今野 秀洋

投稿者: 佐野産婦人科医院

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