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2017年7月 5日 水曜日

現状の条例では、産婦人科医院横の納骨堂ビル建設を止める理由はないとのことでした。

定例会での浦安市の見解は、「現状の条例で対応する。」でした。
つまり、現状の条例では、産婦人科医院横の納骨堂ビル建設を止める理由はないとのことでした。

浦安市議会 平成29年第2回定例会が開催されました。

当院の隣に納骨堂ビル建設計画がある件について、3人の市議会議員の方が、当局に対して質問をしました。

webでも見ることができます。(6月29日、6月30日の本会議)
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/urayasu/WebView/list.html

浦安市の見解は、「現状の条例で対応する。」でした。
つまり、現状の条例では、建設を止める理由はないとのことです。

(ちなみに駅前近くにある産婦人科医院の隣に、納骨堂ビルができることをどうお考えですかという質問に対しても、当局の答えは、「現状の条例で対応する。」でした。)

とある市議会議員からは、「腕が良ければ、患者は来る。納骨堂は関係ない。」と言われました。(ちなみにこの市議会議員からは、「浦安から出て行きたければ、どうぞ出て行ってください。貴院は民間ですから、自由です。」とも言われました。)

はたしてそういう問題でしょうか。
私はそう思いません。

妊婦さんは、とても繊細です。
「立ちくらみがありました、赤ちゃん大丈夫ですか?」、「つわりがひどくて、食事がほとんど取れません、赤ちゃん大丈夫ですか?」、「つわりが急に良くなりました。これって大丈夫ですか?」、「上の子の保育園の送り迎えに自転車に乗るのですが、振動は赤ちゃんに影響が出ますか?」などなど。

お母さんは、いつでも不安いっぱいです。

「腕が良ければ、患者は来る。」とか、「気にしすぎ」とかいう発言は、元気であったり、強い方の考え方だと思います。
でも、多くの妊婦さんは、「弱く」て「繊細」です。

社会的弱者に対して優しい気持ちが持つことができない町は、私はどうかと思います。

少子化問題を克服しつつあるフランスでは、「妊婦」や「乳幼児」は「社会的弱者」であり、リスクを負った存在と社会で認められています。その弱者にさらなる負担をかけない形で支援をするという認識と考え方が通底しています。(高崎順子、「フランスはどう少子化を克服したのか」参照)

私たち、産婦人科医や助産師、看護師、その他スタッフは、その「腕」を使って妊婦さんをサポートをしますが、市民の方や行政にも目に見える形や目に見えない形でのサポートをしていただきたいと、私は思っております。

杓子定規での「条例に違反しなければ構わない。」という発言は、社会的弱者に対してどう考えているのか、本当に疑問です。

浦安市で、現在分娩対応ができるのは、「順天堂大学」と「東京ベイ浦安市川医療センター」と「おおしおウィメンズクリニック」と当院の4つです。

納骨堂建設自体を否定するわけではないのですが、はたして、あえて産婦人科医院の横に納骨堂建設をする必要があるのでしょうか?

最近、マスコミからの問い合わせが来るようになりました。
あまり良い話ではないことで、話題になることに対して、私は心を痛めております。
しかし、話題になるということは、一般の感覚からすると、この話はどこかおかしいからではないかと思います。

納骨堂ビル建設計画が着々と進む中、再度これで良いのか考えて欲しいと願ってやみません。

最後に、当院の件について当局に対して一所懸命に質問したり、猛烈に抗議してくださった、市議会議員の方々に心よりお礼を申し上げます。

院長 今野 秀洋

投稿者 佐野産婦人科医院

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