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2020.03.13更新

 

新しくCOVID-19に感染した妊婦の中国からの報告がありました。

 

22〜36歳の妊婦の13名

 

症状
37.3℃から39.0℃の発熱が10名(77%)、呼吸困難が3名(23%)

 

 

妊娠28週未満が2名で妊娠後期が11名(妊娠25週〜妊娠38週)

その妊娠28週未満の2名(妊娠25週と妊娠27週)と妊娠33週の1名の計3名が入院後に改善し帰宅となっています。

 

 

残りの10名(妊娠32週〜妊娠38週)は全例帝王切開手術となり、分娩に至っています。

半数は緊急帝王切開術となっております。

 

 

緊急帝王切開術の理由は

胎児機能不全(昔で言う「胎児仮死」)が3名
(妊娠34週の)前期破水が1名
死産が1名

また10名のうち6名が早産(46%)となっています。

 


現時点では、母は全員生存しております。

ただし、死産のケースの妊娠34週の方は、重症肺炎となり、敗血症、多臓器不全にて人工呼吸器を必要とする状態となり、現在もECMO(extracorporeal membrane oxygenation)という心肺補助装置を使用しているようです。

 

 


13名と数が少ないので断言できませんが妊娠後期の妊婦の方が、COVID-19に比較的感染しやすく、重症化しやすい可能性があります。

またCOVID-19に感染すると早産しやすいもしくは早産とせざるを得ない状況になるのかもしれません。

 

 

 

前回のブログで書いたように、妊婦中の方はCOVID-19に限らず感染症は重症化しやすいと考えられており、いつも以上に注意が必要だと思います。


妊産婦さんは、手洗いを徹底し、なるべく不要な外出を控えるようにしましょう。

 

 


院長 今野 秀洋

 

(参考文献)

Liu Y et,al; Clinical manifestations and outcome of SARS-CoV-2 infection during pregnancy;J Infect.;2020

 

投稿者: 佐野産婦人科医院

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