スタッフブログ

2019.10.01更新


本日より、妊婦さんに対してインフルエンザワクチン接種を始めます。

妊婦なのに、インフルエンザワクチン接種してもいいのですか?という質問が多いです。


妊娠中は、インフルエンザに「かかりやすく」、「長引きやすく」、「こじらせやすい」と言われております。


すべての妊婦さんに対して、日本、米国におけるガイドラインでは、インフルエンザワクチン接種を推奨しております。

当院では、より安心して頂けるように防腐剤の入っていないワクチンを準備しております。 


 診療時間内は、いつでも接種が可能です。
 
接種回数1回 3500円
 
 
妊婦さんのインフルエンザワクチンについて以前書いたブログです。

http://www.sanolc.com/blog/2017/09/102-521387.html

 

ご参考にしてください。

 

院長 今野 秀洋

投稿者: 佐野産婦人科医院

2019.09.15更新

浦安市子宮がん検診において、来年度より経腟超音波検査が行うことができなくなりそうです。

 

以前より浦安市内のどこの施設でも、子宮がん検診において内診時に経腟超音波検査を全例行っておりました。

 

健康増進課によると来年度より、「浦安市では子宮がん検診とは子宮頸がん検診のことを指し、子宮頸がんの早期発見を目的とする検査であり、それ以外の子宮や卵巣の病気は、この検査で診断するものではありません。」とのお話しがありました。

 

しかしながら、健康増進課に確認したところ、今後は経腟超音波検査を削除するようにとのことでした。

私達、浦安市内の産婦人科医院、クリニックの産婦人科医は皆大変驚きました。

 

確かに経腟超音波検査は子宮頸がんのみの診断にはあまり役に立たないかもしれません。

 

しかしながら、多くの市民は、婦人科的に大丈夫かどうか心配されながら年に一度の検診に重い腰を上げていらっしゃいます。

子宮がん検診では、かつては内診(つまり触診)を行っておりました。

 

 

しかし、どこの施設にもある経腟超音波検査の方が、触診より受診される方の精神的苦痛が少ないのは明らかです。

また、検査する我々からも、触診より得られる情報はずっと多く、(超音波検査ですべてがわかるわけではありませんが)、より色々な疾患を見落とさないため、検査させていただいた方が安心であります。


東京都がん検診センターでは、子宮、卵巣の現状を確認するために経腟超音波検査を行いますと明記しています。(http://www.tokyo-cdc.jp/about/sikyuu.html

今まで通例で行われていた経腟超音波検査をどうしてあえて削除しなければいけないのでしょうか?

 


子宮がん検診で経腟超音波検査を行ったほうがよいという理由を浦安市に対して大変畏れ多いのですが、いくつかの研究結果を提示したいと思います。

 

 

①経腟超音波検査を用いた卵巣がん集団検診について

 

青森県からの12年間観察した報告です。

 

子宮がん検診で来られた226198人に同時に経腟超音波検査を行い、超音波検査にて「卵巣が30mm以上の大きさである」「嚢胞性成分と充実性成分が混ざった腫瘍を認める」、「異常な腹水を認める」といった異常所見を認めた場合、二次検診、精密検査をするという方針を施行しました。

経腟超音波検査にて異常所見を認めた方は、このうち6675人で、最終的に診断・治療目的に手術となった方が380人でした。

その中で、良性だった方が352人で、境界・悪性腫瘍が28人でした。

つまり、この検診システムで良悪問わずの疾患をみつけることができたのは、一次検査受診者総数に対して、1.6%であり、がん発見率は、0.12%でありました。

しかも初回検診受診者に対しては0.48%で、発見された原発性卵巣がんはその76.9%がI期であり、早期卵巣がん発見という検診の目的にかなうものでありました。

また所要時間は、子宮頸がん検診に30秒、経腟超音波検査に30秒と合計1分なので、決して時間もかからず、集団検診として十分成立可能な時間でありました。

 

 

 

②子宮頸がん検診に経腟超音波検査を併用し発見される子宮内膜疾患について

 

新潟県からの報告です。

 

 

無症状閉経後の4941人をこの研究の対象者とした。
一次検査で、子宮頸部細胞診を採取した後に、経腟超音波検査を行い、子宮内膜肥厚(≧5mm)を二次検診対象者とした。

経腟超音波検査で異常と判断され、二次検診対象者となったのは37人(0.74%)でした。
そのうち精密検査で結果判明したのは、子宮体がん1人、子宮内膜増殖症1人、子宮内膜ポリープ3人、子宮粘膜下筋腫2人、子宮留水腫1人でした。

子宮体がんは、IA期であり、手術を受けましたが、術後15ヶ月で再発はありませんでした。

 

 

 

 

 

 

元々行っていなかった検査ではなく、ずいぶん前から行っていた検査を減らすということは、予防的観点からも時代に逆行しているのではないでしょうか?

 

 

 

 

たまたま検診で来られた方に、経腟超音波検査を行って、初めて子宮筋腫を指摘することはめずらしくありません。
子宮筋腫は時として、将来の不妊の原因になることもあります。
今の時点でその方に助言を与えるチャンスがなくなることは、大げさに言えば、その方の人生を悪い方へ変えてしまうかもしれません。


「子宮がん検診では今後は経腟超音波検査を削除するように」という浦安市の方針に対して、産婦人科医師の私は残念でなりません。

 


詳細が分かり次第、ご連絡させていただきます。

 

 

院長 今野 秀洋

(参考文献)

1.佐藤重美ら:経腟超音波断層法による卵巣癌集団検診成績の検討;産婦人科の実際;52;7;1011-1013;2003
2. Sato S,et al;Usefulness of mass screening for ovarian carcinoma using transvaginal ultrasonography;Cancer;1;89;582-588;2000
3. Jacobs IJ, et al.;Ovarian cancer screening and mortality in the UK Collaborative Trial of Ovarian Cancer Screening (UKCTOCS): a randomised controlled trial;Lancet. ;5;387;945-956;2016
4. 石黒久美子ら;閉経後の子宮頸がん検診に併用した経腟超音波検査法から発見される子宮内膜疾患;人間ドック;30;65-70;2015
5.赤松 信雄;子宮体がんにおける超音波検査;臨婦産;63;9;1165-1173;2009

投稿者: 佐野産婦人科医院

2019.07.17更新

もしたった一人でいたときに陣痛が始まったとき、とても不安ですよね。

東京都には「たまごタクシー」というサービスがあります。

たまごタクシー
(大和自動車交通)
https://www.daiwaj.com/service/taxi/useful/tamago/

助産師会の講習を受けた乗務員が対応してくれるので、他のタクシーより安心だと思います。

こういうサービスは本当に有り難いです。

東京都内から浦安市内までもちろん送ってくれます。

登録は無料です。
受付にもパンフレットを置いておきますのでどうぞお手に取ってみて下さい。

 

たまごタクシー2

 

 

浦安市内の方は、ヒノデ第一交通のママサポートタクシーがご利用できます。

http://www.daiichi-koutsu.co.jp/taxi/mamasapo/

投稿者: 佐野産婦人科医院

2019.05.22更新

お産をされた女性は、とても大変です。おそらく皆さんが思っている以上だと思います。

無事に産み終えたお母さんは、我が子の誕生に喜びを感じる一方、親としての新たな責務がでてきます。

それでいて妊娠や分娩の影響がすぐに良くなるわけでもありません。自分の体調が回復しないうちに子育てが始まります。

 

 

産後6ヶ月の間に女性にはいったいどのような体の症状があるのか、それを調べた研究がありましたので、以下にまとめてみました。

千葉大学の研究で、対象は平均33歳、初産婦1464名、経産婦1245名を調べています。

 

 

 

(むくみ)
妊娠後期ぐらいから特に下肢などがむくむことがあります。

むくみ


出産した直後は下肢だけではなく、全身が重だるい感じるかたも多いと思います
一ヶ月健診時にはほぼ改善しますが、すぐよくなるわけではありません。

 


(悪露・性器出血)

悪露
分娩後から少しずつ出血は減ってきます。分娩後2週間頃にいったん少し増える方もいます。
帝王切開手術後の方は、経腟分娩の方より少し長引く傾向があります。

 

 

(排泄症状)
排尿しづらい、排尿時痛、残尿感、頻尿、排尿回数が少ない、尿漏れ、また便秘、下痢、痔の痛みなど、長く排泄症状を訴える方は多いです。

排泄症状

 


(骨盤・股関節症状)
股関節痛、恥骨痛、骨盤・股関節の違和感を妊娠後期あたりから感じ、分娩により悪化することがあります。

 股関節症状

 

(腰背部痛)

腰痛

 

 


(肩こり)
妊娠中から肩こりや腰部痛や背部痛でお困りの方は多いです。
産後も続きます。これは授乳時などの姿勢や抱っこをするからでしょうか。

肩こり

 


(疲労・だるさ)

疲労


睡眠不足のため、疲れもなかなか取れません。

 

(眼の疲れ)

眼の疲れ

 

 


(腱鞘炎)
これもお母さんは子供をいつも抱っこしているからではないでしょうか。

 腱鞘炎

 

 


(頭痛)

頭痛


(めまい・ふらつき)

めまい

出産後は、2-3時間毎に授乳をします。おそらく寝不足も関係があるでしょう。

 


(体型が戻らない)

体型

残念ながら生んだら増えた分が元通りなるわけでもありません。


(抜け毛)

抜け毛

 

分娩後の急速なホルモン変化によると言われています。

 

 

 

このように産後の女性は、万全とは言えない状態でみんな頑張っています。

お母さんが倒れないように、様々な周囲のサポートが必要です。

 

 

浦安では、産後ケア事業が産後6ヶ月まで利用できます。近隣の地域では産後4ヶ月までのサポートしかないので、これは本当にありがたいことです。

しかしながらこの研究をみる限り、6ヶ月で終わりでなくその後のサポートも必要だと思いました。引き続き産後の女性に愛のある、ご家族や行政の手厚いサポートをお願いします。

 


当院でも産後ケア事業だけでなく、引き続き授乳等の相談もお受けしており、いくつかのサポート体制を整えつつあります。

 

 

世の中が産後のお母さんを支えられる環境であってほしいと思っております。


院長 今野 秀洋

参考文献)
岩田 裕子ら:褥婦が有する身体症状の産後6ヶ月の推移:母性衛生:58:4:567-573

投稿者: 佐野産婦人科医院

2019.04.25更新

市川市産後ケア事業が始まります。


当院では、浦安市の産後ケア事業を行っております。
Tomoru助産院(http://sanolc-around.com/

この施設は、基本的には浦安市民が利用できます。

 

今年度より、市川市でも産後ケア事業が始まったとのことです。
http://www.city.ichikawa.lg.jp/pub03/1111000368.html


利用できる方は、
1.市川市民(住民票のある方)で産後60日未満のお母さんとあかちゃん
2.家族等から十分な家事や育児等の援助が受けられない方
3.産後の体調や育児に不安を感じている方   

とのことです。

退院後に不安な方、少なくないと思います。
ご利用をご検討してはいかがでしょうか。

投稿者: 佐野産婦人科医院

2019.04.15更新

投稿者: 佐野産婦人科医院

2019.04.10更新

「佐野産婦人科はどうなるのですか?」などの色々お問い合わせがありますが、まだ病院移転は決まっておりません。
ご心配をおかけして大変申し訳ございません。


この度の隣接する土地への千光寺移転問題にて沢山の方々にご協力をいただきました。
ご協力していただいた方々に私たちは大変感謝しております。

市議会でも、水野みのる市議会議員が三度も議題にてしていただきました。三度も議題にすることは通常はないということです。
水野みのる議員の冷静かつ熱い気持ちにありがたく思います。

また、みせ麻里市議会議員は、お忙しい中、わざわざ国会議員を通して、厚生労働省に直接行き、厚労省の担当の方に問い合わせをしていただきました。
みせ麻里市議会議員の熱心に活動する姿に、安心感を得られ、浦安市民でよかったと思わせていただきました。

政党とか関係なく、弱い女性・子供の気持ちに寄り添う気持ちが、ただただありがたく感じております。

佐野産婦人科医院は、もう少し皆様にはご心配をおかけしますが、皆様にとってよい方向に行けるように頑張るつもりです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

投稿者: 佐野産婦人科医院

2019.03.09更新

子宮頸がんの発症数は、全世界で年間50万人を超え、その死亡者数は27万人に上っています。

子宮頸がんは、ヒトパピローマウィルス(HPV)が関係します。HPVの持続感染により、子宮頸部上皮内病変(CIN1)が発生。その病変が持続することで悪化し(CIN2-3)、その後子宮頸がんに進展します。

 

HPVは性行為で感染します。性活動がある限り感染のリスクがあり、約8割の女性が一生涯に一度はHPV感染すると考えられます。

HPVは180種以上の型が報告されており、子宮頸がんと関係があるHPVは15種類あります。また、HPVには尖圭コンジローマ(http://www.sanolc.com/blog/2014/05/post-1-430664.html)と関係のあるものもあります。

アフリカや中央及び南アジアなど発展途上国で高い傾向にあり、先進国は少ない傾向が見られます。先進国で減少してきている理由は、HPV検査を含めた検診とHPVワクチン接種によると考えられています。

一方、日本では、日本では、毎年約10,000人もの女性が新たに子宮頸がんにかかっており、また、毎年約3,000人が子宮頸がんで亡くなっています。

 

その理由として、①検診率の低さ、②HPVワクチンの副作用報道の問題が考えられます。

 

子宮頸がんは20~40代の子育て世代にも多く、進行した子宮頸がんとなった場合、子宮を摘出することになります。そうなると子どもが産めなくなります。進行癌ですから命を失うこともあります。子宮頸がんは別名マザーキラーと呼ばれています。結婚や出産を考えている女性にとっては、その選択を失わざるをえなくなることはとてもつらいことになりかねません。

 

 

 

HPV感染したらすべて子宮頸がんになるということですか?

先述したとおり、HPVの持続感染により、子宮頸部上皮内病変(CIN1)が発生します。その一部が持続することで悪化し、その後子宮頸がんに進展します。

 


CIN1(軽度異形成)の場合、2年以内に11.1%がCIN2(中等度異形成)以上に、2.1%はCIN3(高度異形成)以上に移行しますが、一方8.7%は正常細胞になります。

 

within2

 


同様に、CIN2の場合、16.3%はCIN3以上になりますが、6.9%は正常細胞になります。

 

 within5

 

within10

 

 

 

 

子宮頸部上皮内病変は比較的ゆっくりと進行し、10年でCIN1の場合、9.9%がCIN3以上になりますが、6割強は正常細胞になります。

必ずしも悲観的になることはないと思います。

しかしながら、定期的な注意深い診察が必要となります。

 

まとめ
子宮頸がんは、HPV感染と関係があります。HPVは性行為で感染します。
性活動がある限り感染のリスクがあり、約8割の女性が一生涯に一度はHPV感染すると考えられます。つまり、ほとんどの方が感染します(他人事ではありません)。

もし放置していて進行し子宮頸がんとなった場合、子宮を摘出することになり、特に結婚や出産を考えている女性にとって生き方が大きく変わることでしょう。

 

子宮頸がん予防の対策は、HPVに対する予防接種と定期的な検診だと考えられています。

是非、子宮頸がんを受けることをお勧めします。

 

院長 今野 秀洋

 

 

 

(参考文献)
1. 松本光司 :我が国におけるHPV感染と子宮頸部発癌リスク:日産婦誌 63:2130-2138:2011
2. 産婦人科の実際:HPVワクチンを改めて考える-摂取勧奨の再開に向けて-:67:9:2018
3. Holowaty P, et al:Natural history of dysplasia of the uterine cervix.
:J Natl Cancer Inst:3:91:3:252-8:1999
4. Onuki M, et al:Human papillomavirus infections among Japanese women: age-related prevalence and type-specific risk for cervical cancer:Cancer Sci:100:7:1312-6:2009
5. Wright TC Jr, et al.:Interim guidance for the use of human papillomavirus DNA testing as an adjunct to cervical cytology for screening:Obstet Gynecol.:103(2):304-9.
6. Joura EA, et al.:A 9-valent HPV vaccine against infection and intraepithelial neoplasia in women:N Engl J Med. :19:372:8:711-23:2015
7. Mayrand MH, et al.:Human papillomavirus DNA versus Papanicolaou screening tests for cervical cancer:N Engl J Med. :18:357:16:1579-88:2007
8. Ogilvie GS, et al. :Effect of Screening With Primary Cervical HPV Testing vs Cytology Testing on High-grade Cervical Intraepithelial Neoplasia at 48 Months: The HPV FOCAL Randomized Clinical Trial.
:JAMA.:3:320:1:43-52:2018

 

 

 

 

投稿者: 佐野産婦人科医院

2019.03.06更新

ゴールデンウィーク中の外来診療についてです。

当院は、4月30日(火)、5月1日(水)、5月2(木)の診療は通常通り行います。

休日期間中の分娩や救急外来は、24時間対応しております。

ご迷惑おかけしますがご理解の程よろしくお願いします。

投稿者: 佐野産婦人科医院

2019.03.03更新

この度、院内で母体救命の講習会を開催していただきました。

我々は、母体救命を必要とするケースが起こらないことように、いくつかの予防策を準備しております。

 

母体救命 

 

 

しかしながら万が一起こった際に迅速な対応できるよう、今回改めて勉強をする機会を設けました。

 

 

今回習得したことが必要としないことを願いつつ、安全対策を怠らないようにしていきたいと考えております。

投稿者: 佐野産婦人科医院

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