スタッフブログ

2014.01.30更新

『車で事故しました!」と外来受診をされる方がいらっしゃいます。

衝突時の状況によると思いますが、母子ともに影響を与えることがあります。

妊婦の交通事故208人の調査では、シートベルト装着した妊婦の死亡率が3.6%に対し、シートベルト非装着者の妊婦の死亡率は7.8%でした(2倍以上です)。
また、車外に放出される事故はシートベルト非装着者のみに起こり、この場合の妊婦の死亡率は33%、胎児の死亡率は47%であったと報告しています。

シートベルト装着した妊婦1243人と装着していなかった1349人を比較した論文によると、
シートベルトを装着していない場合、胎児死亡が4.1倍2500g以下の低出生体重児の出生が1.9倍衝突事故後48時間以内の出生が2.3倍との報告されています。

皆さんシートベルトしていますか?

お腹が大きいことを理由にシートベルトをしていない人がいると思います。
最近の車はエアーバッグがあるから大丈夫とおっしゃる方もいらっしゃいます。

こんな報告があります。

衝突事故で(児が生命の危機にさらされる)常位胎盤早期剥離が生じることがありますが、事故による7例の常位胎盤早期剥離のうち、エアーバッグ装備した車で4例(57%)生じたようです。


シートベルトをしましょう。

警察庁ではシートベルト着用を勧めています。
http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/seatbelt/index.htm
日本産婦人科学会でもシートベルト着用を勧めています。
http://www.jsog.or.jp/news/pdf/poster_seatbelt.pdf





車に乗るときは、後部座席に座り、写真のようにお腹の膨らみを避けて、肩ベルトを胸の間を、腰ベルトは腰骨の上に通すとよいようです。

自分自身と新しい家族の為に、実行して下さい。

副院長 今野 秀洋

投稿者: 佐野産婦人科医院

2014.01.28更新

25日、26日と二日間お休みをいただき、 Advanced Life Support in Obstetrics(ALSO)という教育プログラムに参加してきました。(スタッフや皆様にはご迷惑おかけしました。)
ALSOとは、医師や助産師だけではなく、その他の医療従事者が、周産期救急に効果的に対処できる知識や能力を発展・維持するための教育コースです。

できれば遭遇はしたくはないですが、普段の診療で起こりうる多い出血などの危機的状況に際し、冷静かつ的確に対処できるように指導者の元でトレーニングしました。

いつもの行動をもう一度見直し、頭の中を整理することができたと思います。
今回勉強になりましたことを佐野医院でも生かしていきたいと考えています。

副院長 今野 秀洋

投稿者: 佐野産婦人科医院

2014.01.28更新

本年1月17日に厚生労働省から月経困難症治療剤「ヤーズ配合錠」投与患者での血栓症に関する注意喚起について発表がありました。(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000034892.html

またこれを受けて各種メディアで取り上げられたので、ご存知の方も多いと思います。

この薬は、年間約18万人以上の方が使用しているようです。ところが、昨年6月から本年1月の間に、本剤との因果関係が否定できない血栓症による3例の国内死亡例が報告されました。

低用量ピル服用女性の静脈血栓発症のリスクは?

海外の疫学調査によると、年間10,000人あたり3〜9人

   一方、低用量ピルを服用していない女性は1〜5人です。

(ちなみに、妊娠中および分娩後12週間の静脈血栓症の発症頻度は、それぞれ年間10,000 人あたり5〜20 人および40〜65人と報告されており、妊娠中や分娩後に比較すると低用量ピルの頻度はかなり低いことがわかっています。)

また、カナダ産婦人科学会によると、低用量ピル使用中の死亡率は10万人あたり1人以下と報告されています。

薬の副作用と考えられる被害を受けた方々には深く心よりお見舞いを申し上げます。


昨年12月27日に日本産婦人科学会における見解が発表がされています。

「低用量ピルおよびその類似薬剤の有益性は大きく、女性のQOL向上に極めて効果的であります。しかし、一方で静脈血栓症という有害事象もあります。低用量ピル内服中の静脈血栓症の発症頻度は低いものの、一旦発症すると重篤化するケースもありますので、服用中に上記の症候がみられた場合は、ただちに服用を中止し、処方元の医療機関を受診してください。早期の診断、治療により重症化を防ぐことができます。」

低用量ピルは不要か?

低用量ピルにより、ひどい月経困難症に対して効果的であり、生活が向上する人が多数いると思われます。
また、望まない妊娠を避けることができます。


今回の例において、特に2例では、早い段階で血栓症を疑い対処していれば、もう少し違う経過になった可能性があるのではないかと思いました。


当院では定期的に血液検査を行っています。
しかしながら、まずは自覚症状に注意してください。

血栓の症状は以下の通りです。
 1.下肢:ふくらはぎの痛み、むくみ(左右差が急にでた)
 2.四肢:手足のしびれ
 3.胸部:息苦しさ、持続する胸の痛み
 4.頭部:めまい、激しい頭痛、視界の一部が見えにくい、舌のもつれ など

 これらの症状が出る場合には、すぐに連絡を頂き、服用を中止して、すぐに受診して下さい。


副院長 今野 秀洋

投稿者: 佐野産婦人科医院

2014.01.18更新

2012 年頃からのわが国における風疹の大流行により、2012 年 10 月から2014 年 1 月 10 日までに 35 人の CRS 患者が報告されました。

幸い、風疹の感染者数は減少してきていますが、2013 年夏までの風疹流行から推計すると、2014 年初頭まで CRS はさらに報告が続くことが危惧されています。

今回の流行により、ワクチン接種された方も多いですが、喉元すぎれば熱さを忘れるとなると再び風疹およびCRSの流行となる可能性はあります。


昨日、日本周産期・新生児医学会(http://www.jspnm.com/)から「CRS 診療マニュアル」が作成されました。
少し専門的な内容かもしれませんが、一般の方もダウンロードできます。(http://www.jspnm.com/Teigen/docs/CRSver7.pdf#zoom=100


当院の風疹について昨年作成したブログです。
風疹について(http://www.sanolc.com/blog/2013/10/post-6-647568.html
風疹予防接種について(http://www.sanolc.com/blog/2013/10/post-7-650720.html

以前も書きましたが、みんなが風疹にかからないようにすれば、みんなの子供達を守ることができると思います。

まず妊娠を考えている人は、風疹に対する抗体がなければ、予防接種をしましょう。
もし、妊娠が判明してから、抗体がないことがわかった場合は、近い人(特に旦那さん)がかからないように予防接種をしましょう。
また、今回の妊娠中の検査で風疹抗体陰性だった方は、産後に予防接種をすることをお勧めします。


副院長 今野 秀洋

投稿者: 佐野産婦人科医院

2014.01.16更新



「妊娠しやすい食生活」
ハーバード大学調査の基づく妊娠に近づく自然な方法


12万人の女性看護師のデータから、1万8千人の「妊娠を希望している」人のさらに詳しい調査によってできた内容の本です。

よい炭水化物と悪い炭水化物。
悪い脂肪とよい脂肪。  などなど

妊娠を考えている人の準備として、お勧めできると思います。

またこれらの方法は男女、年齢を問わず、すべての世代にもお勧め出来るとも思います。

外来に置くようにしますので、興味ある方は是非ご覧になって下さい。

副院長 今野 秀洋

投稿者: 佐野産婦人科医院

TEL 047-352-5705 分娩・時間外緊急専用電話 047-303-3020
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