スタッフブログ

2017.09.18更新

知らぬ間に納骨堂建設に対するパブリックコメントを募集していました。

浦安市ホームページより

浦安市墓地等の経営の許可等に関する条例の一部改正について(骨子案)
http://www.city.urayasu.lg.jp/shisei/kocho/public/boshu/1020009.html

 

墓地又は納骨堂(以下「墓地等」という。)については、その公益性及び永続性並びに非営利性が求められており、地方公共団体もしくは、公益性の高い宗教法人に経営の許可を行っています。
墓地等は、市民生活において欠くことのできない公益的施設ですが、地域環境や土地利用に与える影響も十分考慮する必要があります。
このため、本市における墓地等の経営の許可において新たな条項を加え、法の趣旨である国民の宗教的感情、公衆衛生その他公共の福祉、周辺環境の調和を再度検証し、次に掲げる内容を追加します。

事前協議を行うことを追加
経営等の計画を示す標識の設置の追加
周辺住民等への説明及び協議の追加
指導及び助言・勧告・命令・公表の追加
市内宗教法人等の許可の基準の改正
経過措置
これらの内容を精査、見直すことで、需給バランスの確保、周辺環境との調和など公共の福祉を図るため条例の一部を改正するものです。

 

とのことです。

よくわかりにくいとは思いますが、この内容には大事な点が抜けています。

今回問題にしている「病院の横に、納骨堂建設を許可しないこと」に関する内容がありません。

何度でも書きますが、
厚労省作成の指針では、一般市民感情を考慮して、納骨堂等は病院と一定以上の距離が必要と例示されています。

実際、同じ千葉県でも他の(全部ではありませんが)市町村は条例により、病院から100メートル以内に寺や墓地もしくは納骨堂を建設できないようになっております。

5月10日に、浦安市医師会、歯科医師会、薬剤師会の会員の署名とともに市長あてに意見書を提出したにもかかわらずです。

みなさんどう思いますか?

 

それと現在、浦安市内では、未公表のものも含めて3件の新しい納骨堂建設が計画されております。

もしかしたらお家の近くでも建設計画が進んでいるかもしれません。

今の条例のままだと、事実上、浦安市内のどこでも納骨堂を建設することができます。当院だけではなく、皆様の生活に関わる問題となってきております。

 

 直接提出書面にまとめたものを、

環境保全課へ郵便ハガキまたは市長への手紙、封書で、
〒279-8501 浦安市役所環境保全課へ

ファクス047-381-7221

Eメールkankyouhozen@city.urayasu.lg.jp


http://www.city.urayasu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/020/009/youshiki1.pdf

どの方法でも良いので送ってくださいとのことです。

期限は、平成29年10月5日(木曜日)までとなっております

 

提出された意見に個別の回答は行いません。
検討を終えたときは、意見の内容と意見に対する市の考えを、市ホームページなどで公表します、とのこと。

 

現在、皆さまからの意見を求めておりますので、おかしいなと思う方、ご意見がある方、是非ご意見を浦安市に送ってください。

ぜひとも、これからの浦安のことをよく考えて行動しましょう。

どうぞよろしくお願いいたします。

院長 今野 秀洋

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.08.21更新

回答内容に驚きました。

回答書1

回答書2

厚生労働省、医薬・生活衛生局、生活衛生課の方(要するに納骨堂、墓地経営・管理の担当の方)に直接話をお聞きしたのですが、
その方によると、①いわゆる納骨堂は、墓地と同じようなものと考える、②浦安市にその気があれば、病院のそばに納骨堂建設を避ける条例をすぐに作れるので、この件に関して、まだ間に合うはずだという見解でした。


つまり浦安市は、「墓地経営・管理の指針」について浦安市独自の勝手な解釈をしており、今は条例がないことを言い訳にしているのではないかとも言えます。

この浦安市の主張で誰が得するのでしょうか?

千光寺の誠意があるとは言えない対応については残念に思いましたが、
内田市長、浦安市役所の誠実ではない対応にも残念でなりません。

産婦人科医院の横に納骨堂建設がされることは、我々にとってはありえないことだと思います。
ここでの産婦人科医院の継続は不可能であり、この地から去るという決断に至りました。

浦安市と千光寺により、追い出される形になったことを非常に残念に思います。

署名活動にご協力いただいた方には、我々は、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
自分のことのように心配していただいたり、中には多数の署名を集めてくれた方がいたおかげで、短期間で7000名の署名を集めることができました。本当にありがとうございました。

詳細が決まり次第、皆様にはご報告させていただきたいと思います。
通院されている方にはご迷惑をかけないようにしていきたいと考えています。


尚、「おかしい。」と思うことには、引き続き抗議を続けていきたいと思っております。

院長 今野 秀洋 

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.07.13更新

会場に行くと、「急遽ですが、住職は急用でいません。」とのこと。

代わりに、設計事務所の『株式会社 奥野設計』の方と『檀家の総代』と称する方から説明します、という建設施工主である主催者が不在という話から始まりました。

当然、参加した側から責任者である住職がいる説明会の再開催を求めました。
「住職本人が来ないで、どうして説明会と言えるのか?」、「話にならない。」、「信用できない。」
この時点で、怒ってお帰りになる方々もいました。

住民の方からは、「そもそも私のところには、説明会開催の説明がなかった。」
、「ちゃんと責任者である住職と直接お話したかった。」、「こちらに移転するということであれば、代表の住職がどういう方かちゃんと知りたかった。」という発言が出ておりました。

また、「富岡からの寺院移転ということであれば、移転のみすれば良いのではないか。
なぜ、もともと納骨堂をお持ちでなかった寺が、新たに巨大な機械式の納骨堂を併設する必要があるのか?」という声もありました。


こちら側からは、このようなお話させていただきました。
今回の説明会の議事録を浦安市に提出するようですが、その議事録と、400名超に今回の説明会を案内したということでしたが、その名簿(実際参加した方は20人にも満たない。)と今回の出席者名簿の開示要求をしました。

この要求には応じていただけると思います。

 

千光寺の住職やこの事業に関わる方々には、是非とも当たり前の対応や誠意のある対応を求めたいと思います。

そして我々住民らは、住職から直接お話が聞けるような、再度、しっかり話ができる責任者のいる説明会を求めます。

(7月13日追記)
しかしながら、担当部署である都市計画課の課長に直接確認したところ、「住民説明会は、施工主の住職がいなくても何ら問題ありません。」との発言で、取り合ってくれません。

浦安市役所にも誠意ある公正な対応を期待したいです。

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.07.05更新

定例会での浦安市の見解は、「現状の条例で対応する。」でした。
つまり、現状の条例では、産婦人科医院横の納骨堂ビル建設を止める理由はないとのことでした。

浦安市議会 平成29年第2回定例会が開催されました。

当院の隣に納骨堂ビル建設計画がある件について、3人の市議会議員の方が、当局に対して質問をしました。

webでも見ることができます。(6月29日、6月30日の本会議)
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/urayasu/WebView/list.html

浦安市の見解は、「現状の条例で対応する。」でした。
つまり、現状の条例では、建設を止める理由はないとのことです。

(ちなみに駅前近くにある産婦人科医院の隣に、納骨堂ビルができることをどうお考えですかという質問に対しても、当局の答えは、「現状の条例で対応する。」でした。)

とある市議会議員からは、「腕が良ければ、患者は来る。納骨堂は関係ない。」と言われました。(ちなみにこの市議会議員からは、「浦安から出て行きたければ、どうぞ出て行ってください。貴院は民間ですから、自由です。」とも言われました。)

はたしてそういう問題でしょうか。
私はそう思いません。

妊婦さんは、とても繊細です。
「立ちくらみがありました、赤ちゃん大丈夫ですか?」、「つわりがひどくて、食事がほとんど取れません、赤ちゃん大丈夫ですか?」、「つわりが急に良くなりました。これって大丈夫ですか?」、「上の子の保育園の送り迎えに自転車に乗るのですが、振動は赤ちゃんに影響が出ますか?」などなど。

お母さんは、いつでも不安いっぱいです。

「腕が良ければ、患者は来る。」とか、「気にしすぎ」とかいう発言は、元気であったり、強い方の考え方だと思います。
でも、多くの妊婦さんは、「弱く」て「繊細」です。

社会的弱者に対して優しい気持ちが持つことができない町は、私はどうかと思います。

少子化問題を克服しつつあるフランスでは、「妊婦」や「乳幼児」は「社会的弱者」であり、リスクを負った存在と社会で認められています。その弱者にさらなる負担をかけない形で支援をするという認識と考え方が通底しています。(高崎順子、「フランスはどう少子化を克服したのか」参照)

私たち、産婦人科医や助産師、看護師、その他スタッフは、その「腕」を使って妊婦さんをサポートをしますが、市民の方や行政にも目に見える形や目に見えない形でのサポートをしていただきたいと、私は思っております。

杓子定規での「条例に違反しなければ構わない。」という発言は、社会的弱者に対してどう考えているのか、本当に疑問です。

浦安市で、現在分娩対応ができるのは、「順天堂大学」と「東京ベイ浦安市川医療センター」と「おおしおウィメンズクリニック」と当院の4つです。

納骨堂建設自体を否定するわけではないのですが、はたして、あえて産婦人科医院の横に納骨堂建設をする必要があるのでしょうか?

最近、マスコミからの問い合わせが来るようになりました。
あまり良い話ではないことで、話題になることに対して、私は心を痛めております。
しかし、話題になるということは、一般の感覚からすると、この話はどこかおかしいからではないかと思います。

納骨堂ビル建設計画が着々と進む中、再度これで良いのか考えて欲しいと願ってやみません。

最後に、当院の件について当局に対して一所懸命に質問したり、猛烈に抗議してくださった、市議会議員の方々に心よりお礼を申し上げます。

院長 今野 秀洋

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.06.13更新

今月末の議会で、計3名の市議会議員が、一般質問で当院の前の納骨堂ビル建設計画問題について取り上げてくれることになりました。

http://www.city.urayasu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/019/217/teisei29-2situmon.pdf

ここで現時点での当局の回答が聞けると思われます。
質問の内容と、それに対する答弁などを分かり次第ご報告したいと思います。

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.06.05更新

今、既存のビルを壊し更地にしようとしているところです。
現時点では土地は富士屋商事の所有でありますが、更地になってから土地売買契約を正式に結ぶ予定のようです。

確かに寺や墓とか納骨堂は必要なものです。
しかし、病院から少しも離れていない場所に、死を連想しかねない建築物があることは、通院している方にとってどのように感じるかは想像できると思います。

5月10日に、浦安市医師会、歯科医師会、薬剤師会の会員の118名の署名とともに市長あてに意見書を提出をしました。
また、5月17日に約6000名の署名とともに当院より意見書を提出しました。

5月26日浦安市の都市整備部部長と都市環境部部長と面談する機会がありました。
そこでお聞きした市役所側が話をした内容を大まかに言うと、「現行の条例で判断する」とのこと。
墓地等の設置場所について、学校、病院、その他の公共施設、住宅等との距離が一定以上あること等を求める旨の条例を改訂の上制定するために、議会への提案を行っていただきたい。とういう提案に対しては、「将来のことはわからない」ということでした。

そして、いまだ市長からのお返事はいただけていません。

私の疑問を以下にまとめます。

①この問題は「民間と民間の問題」と言い切って話を終わらせようとするのか?
当院は民間経営ではありますが、多くの方が病気や妊娠などで住民が利用するものであり、公共施設に準ずるものだと思います。ちなみに納骨堂ビルを建設する寺にも同解釈ができるとも思います。

②確かに浦安市には条例がないのですが、それより上位の法律に、墓地、埋葬等に関する法律(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO048.html)があり、第一条で  この法律は、墓地、納骨堂又は火葬場の管理及び埋葬等が、国民の宗教的感情に適合し、且つ公衆衛生その他公共の福祉の見地から、支障なく行われることを目的とする。とかかれています。
法律をどうして無視できるのか?

③条例がないことは、このことを議論してこなかったかつての市議会に問題があると思いますが、与党の市議会議員らはどうしてこのことを疑問に思わず、行動に移そうとしないのか?

④まだ、この土地が正式に寺の所有物ではないのにもかかわらず、また正式に申請が提出されていないのにもかかわらず、4月の時点から、市長らは「納骨堂ビルが建つ』と言い切ってしまうのか?

⑤いまだに市長ら与党市議会議員と一人を除いて面会できないのですが、この問題を問題として捉えないのはどうしてか?

⑥浦安市は本気で少子化対策の力を入れて、子育て世代に本気でサポートする気があるのか?


このままでは、産婦人科医院の横に納骨堂ビルが建設されるという前代未聞の事態になります。
みなさんにとってもそれは気分が良いことでしょうか?

お願いがあります。

おかしいと思われる方は、手書き署名でもオンライン署名でも構いません。たくさんご協力をお願いいたします。
オンライン署名


できたらこのことを拡散して下さい。

それともう一つ。
市役所や市長や市議会議員に近い方がいらっしゃいましたら、納骨堂ビルが産婦人科医院の横に建つことがどんな状況になるかなぜ想像しようとしないのか、聞いてみていただけないでしょうか。

よろしくお願いいたします。

院長 今野 秀洋

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.05.17更新

青天の霹靂とも言うべき問題が勃発しました。
当院の隣接地に5階建の納骨堂建設が計画されていて、今現在、元建築物が取り壊し中です。

厚労省作成の指針では、一般市民感情を考慮して、納骨堂等は病院と一定以上の距離が必要と例示されています。
実際、同じ千葉県でも他の(全部ではありませんが)市町村は条例により、病院から100メートル以内に寺や墓地もしくは納骨堂を建設できないようになっております。

しかしながら、浦安市にはそのような条例がありません。
このままでは当院の隣に納骨堂が建ちます。

そのため、我々は建設反対の署名運動を行いました。
思っていた以上の反響があり、約3週間で6036名の方に署名をしていただけました。

現在も署名活動中です。
オンライン署名も始めました。

申し訳ないのですが、ご協力をお願い致します。


5月17日にこのたくさんの署名とともに意見書を、内田浦安市長へ提出させていただきました。

意見の趣旨
 1 周辺の生活環境との調和に欠ける本件計画の納骨堂の経営及び建設の許可をしないでいただきたい。
 2 千光寺側からの事前相談に対して、周辺の生活環境との調和に配慮するという観点から適切な指導を行い、現状の計画の撤回、少なくともその計画の変更
   を行政指導していただきたい。
 3 現在ある浦安市墓地等の経営の許可等に関する条例に、計画されている墓地等が周辺の生活環境との調和に配慮するという観点から、墓地等の設置場所に
   ついて、学校、病院、その他の公共施設、住宅等との距離が一定以上あること等を求める旨の条例を改訂の上制定するために、議会への提案を行っていた
   だきたい。

署名をしていただいたたくさんの方々に、ご報告として提出した意見書をこの場で公開させていただきたいと思います。


また、内田浦安市長からの回答が出次第、皆様には追ってご報告させていただきます。

署名をしていただいた方、本当にありがとうございます。

院長 今野 秀洋

(以下、意見書)

                                           平成29年5月17日


                            
               意見書

浦安市長 
内田 悦嗣 殿

千葉県浦安市当代島1-3-22 医療法人社団 佐野産婦人科医院 院長 今野 秀洋            


 この度、当医院の隣地である土地(千葉県浦安市当代島1-3-3所在)上に、住民説明会はもちろんのこと、当医院をはじめ周辺に何の連絡や報告もないまま、
千光寺が納骨堂の建設経営計画(本件計画といいます。)を建て、その計画が進行していることが判明いたしました。この件に関し、以下のとおり意見申し上げます。
なお、この意見書は、反対署名者の代表として、意見を出させていただいている面と、浦安市民を中心とした患者さん達を見ている病院理事長として、意見を出させていただいている面との両方がある点をご理解下さい。そして反対署名簿を添付させていただいている関係もあり、反対者への報告を兼ねて、この意見書は公開とさせていただき、これに対する市長の回答等も全て公開とさせていただきますので宜しくご理解のほどお願いいたします。

第1 意見の趣旨
1 周辺の生活環境との調和に欠ける本件計画の納骨堂の経営及び建設の許可をしないでいただきたい。
2 千光寺側からの事前相談に対して、周辺の生活環境との調和に配慮するという観点から適切な指導を行い、現状の計画の撤回、少なくともその計画の変更を行政指導していただきたい。
3 現在ある浦安市墓地等の経営の許可等に関する条例に、計画されている墓地等が周辺の生活環境との調和に配慮するという観点から、墓地等の設置場所について、学校、病院、その他の公共施設、住宅等との距離が一定以上あること等を求める旨の条例を改訂の上制定するために、議会への提案を行っていただきたい。

第2 意見の理由
<意見の趣旨1について>
(1)納骨堂等の墓地経営の許可権限について
まずは、墓地、埋葬等に関する法律の条文上は、許可権限者は「都道府県知事」でありますが、現状浦安市の場合は、以下の通り、権限移譲された浦安市長の権限と読み替えていただきたいと思います。
納骨堂等の墓地経営の許可に関しては、墓地、埋葬等に関する法律第10条により、都道府県知事の許可が必要となっております。その許可基準の指針として、厚生労働省より出されている「墓地経営・管理の指針等について」(平成12年12月6日生衛発第1764号)があることは当然ご存じであろうと思います。
ここで厚労省の指針が記載している重要な点は、法は、墓地等の経営をしようとする者が都道府県知事の「許可を受けなければならない」と規定されているが、「・・・な場合に許可を与えなければならない」等という規定はないため、知事は正当かつ合理的な理由があれば、「許可しないことができる」ということを確認的に書かれているのであります。その意味では、納骨堂の許可は、行政の広範な裁量に委ねられていると説明をしているのであります。厚労省は管轄する法律の解釈の方向について、知事の広範な裁量を認めることが妥当な行政を行う上で必要だという観点で、特に知事の許可に関する権限の解釈までを示しているのです。

その上で、厚労省の指針は、周辺の生活環境との調和を、知事が許可するか否かの判断材料の1つとして考慮することは差し支えないと考えられる、墓地の経営許可の行政権限は、こうした調整を図るために法律により付与された権限であるが、この調整は、諸般の事情を総合的に勘案して判断せざるを得ない性質のものであり、一律の基準を定めることが困難であるため、広範な行政裁量権(行政判断権)に委ねられているものである、と記載し、当該厚労省の指針では、墓地の設置場所の項で特に「墓地の経営許可に関しては、周辺の生活環境との調和も1つの判断要素である。地域の実情に応じて学校、病院その他の公共施設、住宅、河川等との距離が一定程度以上あること等を求めることが考えられる。」とまで具体的に記載されているのであります。

確かに、貴市の浦安市墓地等の経営の許可等に関する条例では、そのような周辺の生活環境に関する条項はありませんが、その条例の定め方も、厚労省の指針が記載しているとおり、「・・・な場合に許可を与えなければならない」等という規定はないため、知事は条例に記載ない理由であろうと正当かつ合理的な理由があれば、「許可しないことができる」ということなのであります。

この点の解釈は、今回の問題を今後扱う上で、大変重要でかつ基本的な解釈でありますので、よくご理解を頂きたいと思っております。

(2)なぜ、病院との関係で、厚労省の指針でも一定程度以上の距離があることを例示としてあげているのか
常識的な国民感情として、死にたくないから病院へ行く、ということなのではないでしょうか。また、産婦人科病院では、その理由に加えて、新しい命がうまく生まれて欲しいと願った親の期待を実現するための施設でもあります。そのような患者と子供が産まれる期待を持った親の感情が詰まった病院という施設の隣に、死亡した人の納骨堂があることを一般市民がどう感じるのだろうかということです。
市長は、このような病気の患者の感情、新しく生まれる命に期待し、うまく生まれてくれることを願う親の感情を理解できるはずではないのでしょうか。このような一般市民の感情が前提となった行政であるべきは当然であることでしょう。
厚労省の指針でも、一般市民感情を考慮して、納骨堂は病院と一定以上の距離が必要と例示されているので、それを市長として理解できないのであれば、市長の行政とは一般市民の感情を無視した行政を行おうとしていると捉えてよいのでしょうか。
特に、市長はまだ市長としての経験が浅く、これからの市長として浦安市民の期待を担っているものと思われますが、今後とも、一般市民の感情を大事にした行政を行っていただけるのでしょうか。今回の件は、まさに、市長のこのような基本的な行政のあり方が問われているものとして重要だと考えております。
市長も、一般市民であることは間違いないことですから、市民感情がどのようなものかを、一人の人間として、よくお考えいただきたいと思います。

<意見の趣旨2について>
前記したとおり、市民感情を基礎に行政を行う限りにおいては、厚労省の指針の通り、墓地の設置場所について、周辺の生活環境との調和に配慮されていることが、その市長の許可判断要素の一つとして明らかとなっているものです。

しかしながら、この納骨堂の建設経営計画は、産婦人科である当医院の隣接地でなされているものであり、当医院の経営だけでなく、病院を利用する地域住民の生活環境や感情を害するものであることは明らかであり、その意味では上記指針にて指摘されている配慮が全くなく、到底容認することはできません。本件の納骨堂の建設経営計画が地域住民の生活環境や感情に反するものであることは、今回の計画に対して、添付のとおり、多数の方の反対の署名があることからも明らかなとおりであります。
   
浦安市には、現在、浦安市墓地等の経営の許可等に関する条例がありますが、その条例の内容は、公衆衛生的な問題点を解決しようというものでしかなく、厚生労働省の上記指針にある公衆衛生上の問題だけではなく、他の多くの都市において常識的に存在しているような周辺地域の環境等に関しては、一切触れておりません。
しかし、そのような条例しかない浦安市においても、市長が許可権限を持っている限り、上記の指針を内容とする許可の判断ができることは、記載したとおりです。すなわち、墓地等に関して、学校、病院、その他の公共施設、住宅、河川等との距離が一定以上あることを明確に要求する条文がなくとも、許可を出すかいなかの判断に際しては、周辺の生活環境との調和に配慮されているかどうか、上記のような厚生労働省の指針の精神を踏まえて、考慮されるべきことは当然であります。その意味では、本件の納骨堂の建設経営計画は全くそのような配慮に欠けていることが明らかでありますので、市長の裁量として経営許可しないこととすべきであることは明白だと思われます。
そうある限りは、行政としては、行政指導として、場所を変更させるという指導も当然行うことができるはずであります。

<意見の趣旨3について>
今回当医院としては、本件の納骨堂建設経営計画を知り、反対運動を始め、市民の皆さんへご理解を頂く努力をして参りました。しかし、よくよく考えてみるに、その根本的な問題は、浦安市に現在ある浦安市墓地等の経営の許可等に関する条例の中に、厚労省が指導している内容が含まれていないという点にあろうかと思います。
つまり、周辺地域の生活環境との調和を計るべきという意味での条項がないことが問題なのです。何度も記載しますが、その周辺地域との調和が必要なことの条項がなくとも、周辺地域との調和がなされていないことを理由に許可を出さないということは、合理的な理由による不許可ですので、許可しないことができるということをよくご理解下さい。
そこで、条例中にも今後の適正な行政を行うためにも、厚労省が記載する「学校、病院その他の公共施設、住宅、河川等との距離が一定程度以上あること等を求める」旨の条項を追加すべきなのであります。
このような周辺地域との関係での明確な基準をなるべく作ることが、墓地の設置計画を立てる者と周辺住民との利益調整を妥当にすることができる鍵なのであります。その鍵がない状態で、市長が許可するしないを判断しなければならないのですから、今後は是非とも厚労省の指導に基づいた条項を条例に追加すべきでありましょう。
今回特に医師の反対署名も多く集まっております。このことは、医師として同じ問題に直面しかねない浦安市の行政の方向に不安を持っているからであります。一般市民の反対も同じです。市民の感情をくみ取ることができるような条例を作ることこそ、市長の大事な市民を守る政治なのではないでしょうか。

 以上、宜しくご検討いただきますようお願い申し上げます。

投稿者: 佐野産婦人科医院

TEL 047-352-5705 分娩・時間外緊急専用電話 047-303-3020
top_img14_1_sp.png
top_img14_2_sp.png
TOMORU助産院TOMORU助産院
院長ブログ院長ブログ
スタッフブログスタッフブログ
フェイスブックフェイスブック
浦安市長への意見書浦安市長への意見書
署名運動ご協力のお願い署名運動ご協力のお願い