今回紹介する本は、少しショッキングな内容です。
シモーナ・スパラコ著「誰も知らないわたしたちのこと」。
ようやく妊娠したのに出生前診断によって、赤ちゃんに重度の障碍(しょうがい)を持つことがわかりました。出産しても長く生きられない可能性もあります。
主人公は、他国イギリスに渡ってまで人工妊娠中絶術を行いました。
そしてそのことに大変な苦悩をします。
ドキュメンタリーではないようですが、著者も障碍を持つ子を中絶でなくしているとのこと。
人工妊娠中絶を推奨しているわけではありませんが、あの子を生まなかったから今があるのかもしれないし、あの子を生んでいたら今がないのかもしれません。
一方、「生命は交換可能なものではないもの」です。
どちらにしても大変な選択だと思いますが、人はそれを乗り越え、進んでいくしかないのかもしれません。
「親と子」とは何なのか。改めて考えることができました。
確かにショッキングな内容ですが、読む価値のある本だと思います。
副院長 今野 秀洋
2014.05.17更新
「誰も知らないわたしたちのこと」という本のお話
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2014.05.10更新
『乳幼児と保護者、妊産婦のための防災ハンドブック』のご案内
日本子ども家庭総合研究所で、「東日本大震災被害児童・避難児童に対する支援の総合的研究」の一環として作成した『乳幼児と保護者、妊産婦のための防災ハンドブック』というものがあるそうです。
簡単な内容ですので、まさかの自体に備えて、一度目を通しておいてもよいと思います。
副院長 今野 秀洋
投稿者:
2014.02.27更新
Advanced Life Support in Obstetrics(ALSO)プロバイダーコースの合格修了証が届きました。
先月2日間に渡った、 ALSOという教育プログラムに参加しましたが、その合格修了証を頂きました。
以前にもお話したように、ALSOとは、医師や助産師だけではなく、その他の医療従事者が、出血や急変事態などの周産期救急に効果的に対処できる知識や能力を発展・維持するための教育コースです。
今回勉強になりましたことを当医院で生かしていきたいと考えています。
副院長 今野 秀洋
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2013.11.06更新
千葉県医師会より学術奨励賞を頂きました。
先日、千葉県医師会より学術奨励賞を頂きました。
内容は妊婦の旅行についてです。http://www.sanolc.com/blog/2013/09/post-3-633787.html
順天堂大学浦安病院での研究を評価して頂きました。
有り難いことです。
副院長 今野 秀洋
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2013.10.20更新
出生前診断を考えている方にお勧めしたい本があります。
こども病院で勤務している、尊敬する大先輩に勧められた本です。
検査を受けることは「子供を選ぶ」ことを選択すること、検査を知った上で、受けないことは「子供を選ばないこと」を選ぶこと。
産むことの苦しみ、産まないことの苦しみ。
親になる喜び。
是非とも、一度読んで頂けたらと思います。
副院長 今野 秀洋
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