スタッフブログ

2018.01.28更新

2月の診療変更のお知らせです。

3日(土)  女性医師(佐野葉子医師)
10日(土) 女性医師(坂本愛子医師)
17日(土) 女性医師(佐藤佐和子医師)、吉田幸洋医師不在のため代わりに佐野葉子医師
24日(土) 女性医師(佐野葉子医師)、吉田幸洋医師不在のため代わりに舟木哲医師医師

ご迷惑おかけしますが、ご理解の程よろしくお願いします。

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.12.26更新

1月の診療変更のお知らせです。

 

6日(土)  女性医師(佐野葉子医師)
13日(土) 女性医師(坂本愛子医師)
20日(土) 女性医師(佐野葉子医師)、吉田幸洋医師不在のため代わりに計良和範医師
27日(土) 女性医師(坂本愛子医師)、吉田幸洋医師不在のため代わりに舟木哲医師

 

猶、金曜日の鈴木千賀子先生はしばらくお休みとなります。

ご迷惑おかけしますが、ご理解の程よろしくお願いします。

 

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.12.17更新

妊娠の兆しがみられ、うれしく思っていたのに、時として「流産」という悲しい出来事に直面することがあります。

今回は流産についてお話しします。

 

流産ってよくあることですか?

流産は、報告によりますが、約15%(8-20%)、決して低くはない頻度で起こります。

ごく初期の流産だと、月経と勘違いする可能性もありますので、本当の流産頻度はもっと多いのかもしれません。

 

流産しやすい人は、どういう人ですか?リスク因子は?

①35歳以上の高齢妊娠
年齢別の流産率です。

 

 SAfig1

 

SAtable1  

年齢が上がるにつれて、流産率は上昇します。

 

②流産の既往がある
以前一度流産経験がある方が、次に流産する可能性は、20%ぐらいです。
  (反対の言い方をすれば、次の妊娠がうまくいく可能性は、80%もあります。)

 

③極端に太っている、もしくは痩せている。

BMI 25以上もしくは18.5以下の女性は流産しやすいです。

肥満であればあるほど、流産しやすいです。
 肥満と妊娠についてhttp://www.sanolc.com/blog/2015/10/post-67-430712.html

24738人による統計によると、軽度肥満(BMI 25〜29)で11.8%、高度肥満(BMI 28以上)で13.6%の流産率でありました。

反対に、痩せすぎていても流産しやすいようです。(relative risk 1.08, 95%CI 1.05-1.11)


④妊娠中に喫煙している
1日あたり10本以上喫煙している方は、1.7倍流産する可能性が増えます。
 妊娠中の喫煙について(http://www.sanolc.com/blog/2016/08/post-91-430740.html

 

⑤よく飲酒している
週3回以上飲酒機会がある女性のほうが、流産しやすいという報告があります(odds rate 2.3 95%CI 1.1-4.5)。

 

⑥妊娠中にカフェインをよく摂取している

毎日8杯以上コーヒーを摂取していると、流産するリスクが約2倍以上に増えます。

 

⑦妊娠中に運動をしすぎている
毎週1〜2時間の運動をしている人は1.83倍、5時間以上の方は3.29倍も流産のリスクがあります。

 

⑧妊娠中の重い荷物を持ち上げている
毎日20kg以上の重い荷物を持ち上げている方は、1.31倍の流産のリスクがあります。

 

⑨子宮筋腫がある
特に粘膜下筋腫と言って、子宮内腔に突出しているタイプの子宮筋腫の場合は流産しやすいですし、繰り返す可能性があります。
妊娠と子宮筋腫について(http://www.sanolc.com/blog/2014/04/post-29-430658.html)

 


流産の原因は何ですか?

①胎児染色体異常
おおよそ流産の6割ぐらいの原因は、胎児の染色体異常だと言われています。

 

②先天性奇形
先天性奇形により、これ以上は育つことのできないような厳しい状態であったということではないかと思われます。

 

③感染症
妊娠中に感染すると流産することがあります。
例えば、リステリア、トキソプラズマ、パルボウィルス、風疹、サイトメガロウィルスなどが、代表的です。

リステリアhttp://www.sanolc.com/blog/2017/08/post-130-506296.html
トキソプラズマhttp://www.sanolc.com/blog/2014/10/post-1-430685.html
パルボウィルスhttp://www.sanolc.com/blog/2015/06/post-61-430702.html
風疹http://www.sanolc.com/blog/2016/11/post-97-430748.html
サイトメガロウィルスhttp://www.sanolc.com/blog/2015/05/post-1-430701.html

 

④母体疾患(甲状腺機能異常、副腎機能異常、抗リン脂質抗体症候群など)
もし母体疾患がある場合は、ちゃんと受診し治療をうけておくことをお勧めします。

 

流産したらどういう症状がありますか?

一般的な流産の場合に起こり得る症状は、不正性器出血、下腹部痛です。

子宮内で胎児死亡したものの、そのまま留まってしまうことがあります。こういったケースを、稽留流産と言います。稽留流産の場合は、ほとんど症状はないでしょう。

 

 

流産を予防する方法はありますか?

切迫早産と診断した場合は、自宅安静を勧めております。
また、ケースにより入院治療を勧める場合もあります。

また切迫早産の際、プロゲステロンというホルモンを補充する方法にて予防することもありますが、残念ながら完璧な予防方法はありません。

しかしながら、先に述べた体重や飲酒・喫煙など生活習慣はご自身で気をつけることができると思います。

 


流産の診断となったらどうなりますか?

月経が再来し、排卵をしないと、次の妊娠を期待できません。
つまりこの妊娠を終わらせなければなりません。

速やかに自然流産となった場合は、特に処置する必要はないと思います。

しかし、稽留流産や一部子宮内に妊娠組織が残ってしまう不完全流産などの場合は、対処が必要となります。

治療方法は、2つあります。
(1)自然に排出を待つ待機療法か、(2)流産手術(子宮内掻爬術)です。


(1)を選択することのメリットは、①手術を受けなくて済む、②手術費用はかからないという点です。
一方、デメリットは、①自然排出まで定期的受診が必要となること、②自然排出までの日数が予測困難であり、突然の出血が始まったが、コントロール不能にて緊急手術になる場合があることです。

ある研究では、診断から2週間待機した場合の排出率は、不完全流産は71%、稽留流産は35%でした。
また別の研究で、21日目までに大部分の症例で排出されており(80%)、さらに21日待機した場合と28日待機した場合の排出率はほとんど変わらないという報告がありました。


そうすると診断してから、14〜21日目ぐらいまでは待機療法で自然排出が期待できるのではないかと思います。

しかしながら、私の経験において3週間待機した方が高熱を出し、子宮内感染合併を考え急いで緊急手術としたケースがありました。

色々なご意見やご希望があるとは思いますが、今のところ、予測困難な突然の大量出血を避けたり、子宮内感染なども考慮し、待機治療のタイムリミットは2週間程度ではないかと私は考えています。


まとめ

残念ながら流産は、医療が進歩した現在でも決して珍しくはない現象であります。
幾らかの方法で未然に防ぐこともできますが、多くは自然に起こりうるものであると思います。

もし流産が判明した場合は、個々で対応が異なりますので、主治医とよく相談していただくと良いと思います。

院長 今野 秀洋

 

(参考文献)

1. 光田 信明ら:当センターにおける稽留流産の治療成績 待機的管理と外科的治療の比較:産婦人科の実際 :66:8:1051-1055:2017

2. 福原 健ら:【周産期医学必修知識第8版】産科編 流産:周産期医学:46:増刊:214-216:2016

3. 倉品 隆平ら:【周産期医学必修知識第8版】産科編 絨毛膜下血腫
:周産期医学 :46:増刊 :211-213:2016

4. 高森 亮輔ら:流産胎児の染色体分析結果(平成27年度):富山県衛生研究所年報:39:39-41:2016

5. 藤田 太輔:流産後の次回妊娠開始時期について(Q&A):産婦人科の進歩:68:4:396-397:2016

6. 大槻 克文ら:【周産期管理がぐっとうまくなる!ハイリスク妊娠の外来診療パーフェクトブック】 産科合併症の管理 切迫後期流産・切迫早産:産婦人科の実際:65:10:1233-1241:2016

7. 深見 武彦:【周産期管理がぐっとうまくなる!ハイリスク妊娠の外来診療パーフェクトブック】 産科合併症の管理 切迫前期流産・絨毛膜下血腫:産婦人科の実際:65:10:1225-1232:2016

8. 大内 望:周産期と死亡を考える】 流産・習慣流産の疫学:周産期医学:46:3:257-260:2016

9. Chatenoud L, et al.:Paternal and maternal smoking habits before conception and during the first trimester: relation to spontaneous abortion.:8:8:Ann Epidemiol:
1998

10. Wang X, Chen C, et al.:Conception, early pregnancy loss, and time to clinical pregnancy: a population-based prospective study. :Fertil Steril :79:577:2003;

11. Windham GC, et al. :Moderate maternal alcohol consumption and risk of spontaneous abortion.:Epidemiology:8:5:509:1997;

12. Li DK, Liu L, et al. Exposure to non-steroidal anti-inflammatory drugs during pregnancy and risk of miscarriage: population based cohort study.:BMJ:327:368:2003

13. Hekmatdoost A, et al. :Methyltetrahydrofolate vs Folic Acid Supplementation in Idiopathic Recurrent Miscarriage with Respect to Methylenetetrahydrofolate Reductase C677T and A1298C Polymorphisms: A Randomized Controlled Trial.:PLoS One:10:12:e0143569:2015

14. Krabbendam I, et al. :Pregnancy outcome in patients with a history of recurrent spontaneous miscarriages and documented thrombophilias.:Gynecol Obstet Invest. 2004;57(3):127. Epub 2003 Dec 23.

15. Shi H, et al. :NAD Deficiency, Congenital Malformations, and Niacin Supplementation.:N Engl J Med:10:377:544-552:2017

16. Jamieson DJ, et al. :Lymphocytic choriomeningitis virus: an emerging obstetric pathogen?:Am J Obstet Gynecol. :194:6:1532:2006

17. Tuuli MG, et al.:Perinatal outcomes in women with subchorionic hematoma: a systematic review and meta-analysis.:Obstet Gynecol:117:5:1205: 2011


18. Nybo Andersen AM, et al.:Maternal age and fetal loss: population based register linkage study.:BMJ:24:320:1708-12:2000

19. Levy B, et al.:Genomic imbalance in products of conception: single-nucleotide polymorphism chromosomal microarray analysis.:Obstet Gynecol. :124:202-9:2014

20. Feodor Nilsson S, et al. :Risk factors for miscarriage from a prevention perspective: a nationwide follow-up study.:BJOG:121:11:1375-84:2014

21. Haas DM, et al. :Progestogen for preventing miscarriage.:Cochrane Database Syst Rev. 2013

22. Gaskins AJ, et al.:Maternal prepregnancy folate intake and risk of spontaneous abortion and stillbirth.:Obstet Gynecol:124:23-31:2014

23. Aleman A, et al.:Bed rest during pregnancy for preventing miscarriage.:Cochrane Database Syst Rev:2005

24. Smith LF, et al.:Incidence of pregnancy after expectant, medical, or surgical management of spontaneous first trimester miscarriage: long term follow-up of miscarriage treatment (MIST) randomised controlled trial.:BMJ:339:b3827:2009

25. Abortion. In: Williams Obstetrics: McGrawHill-Education:2014

26. Nanda K, et al.:Expectant care versus surgical treatment for miscarriage.:Cochrane Database Syst Rev:2012

27. Luise C, et al.:Outcome of expectant management of spontaneous first trimester miscarriage: observational study.:BMJ:324:873: 2002

28. Schliep K, et al.:Trying to conceive after an early pregnancy loss: An Assessment on How Long Couples Should Wait:Obstet Gynecol:127:2:204-12:2016

29. Bhattacharya S, et al.:Recurrent miscarriage: Are three miscarriages one too many? Analysis of a Scottish population-based database of 151,021 pregnancies.:Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol:150:1:24-7:2010

 

 

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.12.10更新

まずこの場を借りて、パブリックコメントを書いてくださったたくさんの方々に、厚く御礼を申し上げます。

 


返答内容は、「残念」の一言です。
なぜならば、納骨堂建設をする場合、「公園、学校、病院その他公共的施設から一定の距離を設けましょう。」という文言が一切入っていないからです。

「浦安市墓地等の経営の許可等に関する条例の一部改正について(骨子案)」に対する意見と市の考え
http://www.city.urayasu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/021/051/kanngae.pdf

 

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墓地、埋葬等に関する法律施行細則(http://www.pref.okinawa.jp/reiki/34790210005200000000/34790210005200000000/34790210005200000000_blk0.html)によると、「墓地は、公園、学校、病院その他公共的施設又は人家から100メートル以上離れていること。」と明記されています。

また、厚労省の担当は「納骨堂は、墓地である。」という見解を示しております。

繰り返しますが、今回の改正案には、その文言が入っていません。
明確な規制をするつもりはないようです。
つまり、市長が許可すればどこでも納骨堂は建設できます。

浦安市医師会会員も困惑しております。

 

理由をたずねると、「浦安には、墓地公園があって、その文言を入れると、墓地公園が成り立たなくなるから。」とのこと。
今後建設される納骨堂の条例の話をしているのに、すでにある墓地公園を引き合いに出してくることに意味があるのでしょうか?
全くよくわかりません。

 

このような返答を繰り返す、浦安の市役所の方、内田市長、副市長それと自民党系市議会議員らは、どうして弱い立場の人のことを思いやることや想像したりすることができないのでしょうか?

 


ちなみに、この方々が言う言葉が、もう一つあります。
「浦安市には市民のために納骨堂がもっと必要。」

 

確かにそうかもしれません。
でも、先日市役所のある職員がこう言ってました。
「浦安には、もっと安い金額で利用出来る墓地公園があるんだけどね。」

 

調べてみると確かにその通りなんです。
千光寺別院 千寿庵PIANOホームページ
http://senjuanpiano.iinaa.net/price.html

 

浦安市墓地公園ホームページ
http://www.city.urayasu.lg.jp/todokede/sousai/bochi/1000681.html

 

浦安市民は、より安価で墓地公園が利用出来ます。

それなのに浦安市民にとって、より高額な、数千基を収納できる納骨堂がこれからさらに3つも本当に必要なのでしょうか?

「では、あと墓地はいくつ必要なのですか?」と聞いても誰も答えてくれません。

 

本当に浦安市民のため思って行動しているのか、何か不思議な気がしてならないのですが。
皆さんはどう思われますか?

 

千光寺の伏島泰全住職は、「(新納骨堂は)駅から近いから、電車で来られやすい。」と言ってました。
ここに電車で来られる浦安市民がいるのでしょうか?

本当に、浦安市民のために、当代島の産婦人科医院の横に機械式納骨堂が必要なのでしょうか?

 

 

最後に、佐野産婦人科医院のために署名をしてくれた方々、パブリックコメントをしていた方々に、厚く御礼を申し上げます。

私たちは本当に感謝しております。ありがとうございました。

院長 今野 秀洋

 

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.12.09更新

平成30年1月9日から日帰り型産後ケア、平成30年3月1日から宿泊型産後ケアを、産婦の親の住民票が浦安市にあり、里帰りされる方も利用できるようになるようです。

http://www.city.urayasu.lg.jp/shisei/koho/press/1021130.html

 

しかしながら、確認したところ当院の産後ケア(http://sanolc-around.com/)のみ、対象外とのことです・・。

 

我々が当局にたずねても、対象外となった理由がよくわかりませんでした。

 

今回の、里帰り産後ケアは、内田悦嗣市長のトップダウンの施策だそうです。
こんなに細やかなところに気遣える方なのに、なぜ、当院の産後ケアだけ対象外なのでしょうか?

もしもの話ですが、今回の納骨堂建設の件で当院から市長宛に意見書を提出したことが理由でしたら、あまりにも残念ですね。


そういえば、条例改正の動きがでて浦安市がパブリックコメントを求めている最中にもかかわらず、産婦人科横に新しい納骨堂建設の許可を9月29日の時点で内田市長が出しております。
http://www.sanolc.com/blog/2017/10/29-1-524372.html

 


ちなみに、最近こんなニュースがありました。
納骨堂から暴力団にお金が流れていたという内容です。
http://www.sankei.com/west/news/171121/wst1711210049-n1.html

 

最近では、全国で規制をする動きが出てきているようです。

 

もちろんしっかりとした納骨堂もあると思います。

 

今回の件で内田市長は、すぐに建設許可を出しました。
そして実際隣ではすでに工事が開始されています。

実のところちゃんと調査していなくて、のちに何かしらの問題が発覚した場合は、果たしてどうなるのでしょうか?
どなたが責任を取るのか心配です。


話を戻しますが、当院で出産された方は、里帰り出産の方も市川市や船橋市や江戸川区の在住の方でも産後ケアご利用価格を「勉強させて」頂いております。少しご安心してください。

 

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.11.26更新

妊娠は判明したけど不正性器出血がありますが大丈夫でしょうか?
こういうケースは、少なくないです。
今回は、絨毛膜下血腫についてお話ししたいと思います。


絨毛膜下血腫とは?

絨毛膜下血腫は、妊娠初期や中期にみられる胎嚢の周りにみられる血液が溜まった部分のことを言います。

 

 絨毛膜血腫

 

 

不正性器出血で気づき、超音波検査で診断がつきます。

報告によりますが、全妊娠の0.5%から22%ぐらいの頻度であるようです。

多くの場合が、安静などの自然経過で改善します。

しかしながら、中には流産や子宮内胎児死亡に至るケースもあります。

 


絨毛膜下血腫を発症した方1735人と対照群70703人を比較検討した研究があります。

この研究によると
絨毛膜下血腫を発症した方は、 約2倍の流産発症リスクや子宮内胎児死亡リスクがあります
(流産:OR2.18, 95%CI 1.29-3.68、子宮内胎児死亡:OR2.09,95%CI 1.20-3.67)。

また、妊娠初期だけではなく、その後の妊娠経過にも影響を与える場合もあります。


常位胎盤早期剥離:OR5.71, 95%CI 3.91-8.33
(常位胎盤早期剥離については、国立成育医療センターのパンフをお勧めします。https://www.ncchd.go.jp/hospital/pregnancy/bunben/img/guide_15.pdf
早産:OR1.40, 95%CI 1.18-1.68
早産期の破水:OR1.64, 95%CI 1.22-2.21

もちろん絨毛膜下血腫を気にしすぎることはないのですが、妊娠初期に絨毛膜下血腫を指摘されたり、比較的長期に渡る不正性器出血がある場合は、少し注意が必要ではないかと思われます。
ご心配なことやご不明なことは、ぜひ主治医に相談してください。

院長 今野 秀洋


(参考文献)
Tuuli MG,et al.; Perinatal outcomes in women with subchorionic hematoma: a systematic review and meta-analysis. : Obstet Gynecol ;117(5):1205;. 2011

 

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.11.26更新


年末年始の診療についてお知らせいたします。
年内の外来は、12月28日(木)までとさせて頂きます。

 

12月29日(金)から1月3日(水)までの期間、誠に申し訳ございませんが、休診となります。


休診期間中の分娩や救急外来は、24時間対応しております。
猶、1月4日(木)から通常通り開始します。

ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします。

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.11.26更新

2日(土)  女性医師(佐野葉子医師)

9日(土) 女性医師(坂本愛子医師)

16日(土) 女性医師(坂本愛子医師)

ご迷惑おかけしますが、ご理解の程よろしくお願いします。

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.10.27更新

11月の診療変更のお知らせです。

1日(水)  佐野葉子医師不在
2日(木) 佐野葉子医師不在
4日(土)  吉田幸洋医師不在のため代わりに舟木哲医師、 女性医師(佐野葉子医師)
11日(土) 女性医師(坂本愛子医師)
18日(土) 女性医師(坂本愛子医師)
25日(土) 女性医師(坂本愛子医師)
29日(水)今野秀洋院長研修のため不在
 

ご迷惑おかけしますが、ご理解の程よろしくお願いします。

投稿者: 佐野産婦人科医院

2017.10.24更新

以前のブログで妊娠高血圧症候群(HDP)が、将来生活習慣病になる可能性が高いので気をつけてましょうという話をしました。

今回は妊娠糖尿病(GDM)のお話です。

妊娠糖尿病とは

妊娠糖尿病とは、妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常のことです。(妊娠前から糖尿病と診断されている場合は妊娠糖尿病には含めません。)

日本産婦人科学会のホームページによると、頻度は7〜9%ぐらい(当院で出産した方のデータでは1%くらい、これはおそらくハイリスク妊娠の方は、高次施設に紹介させていただいているのではないかと思います。)

お母さんが高血糖であると、おなかの中の赤ちゃんも高血糖になり、さまざまな合併症が起こります。

GDM合併症

赤ちゃんが大きくなりすぎた場合や、お母さんの合併症が重度な場合は、お母さんや赤ちゃんを守るために、帝王切開が選択されることもあります(GDMの方は19.3〜30.9%と帝王切開率が高いです)。

 

実はGDMは妊娠高血圧症候群と同じく、妊娠・出産時だけでなく、出産後にも注意が必要です。

幾つかの調査報告があります。

(1) GDMと診断された方が将来糖尿病になる危険率は、GDMではなかった方の約7倍だった。

675455人の女性を調べた英国の報告によると、

2型糖尿病の発症数/GDM発症数       3997人/31867人
2型糖尿病の発症数/GDM発症しなかった数 6862人/643588人

GDMと診断された方が将来2型糖尿病を発症した割合とGDMでなかった方が2型糖尿病を発症した割合を比較したところ、GDMの方が7.4倍糖尿病を発症することがわかりました。

(2) GDMと診断された方が、分娩後5年の時点で糖尿病に進展しているケースが20%だった。

日本の1041名を調べたデータ解析によるとGDMと診断された方が、分娩後5年の時点で、糖尿病に進展しているケースは20%でした(GDMでなかった方が、糖尿病に進展したのは1%)。
GDMから糖尿病に進展するリスク因子は、

①妊娠前BMI≧25kg/㎡
②GDM診断時のHbA1c(過去1-2ヶ月の血糖値の平均を反映するものです)≧5.6%
③分娩時年齢35歳未満

などです。

(3) 産後3年から15年経過した方を調査したところ、GDMと診断した方の47%が糖尿病もしくは糖代謝異常と診断されていた。

こちらも日本のデータで、GDMと診断された202人を調査したところ、 産後3年から15年経過した時点で、47%が糖尿病もしくは糖代謝異常と診断されていました(GDMでなかった60人のうち糖代謝異常となっていた方は0人)。

(4)胎児期の子宮内環境が子供に影響を与える可能性がある。

GDMから生まれた児の方が、9歳で肥満度も腹囲も大きい傾向があったという報告があります。


まとめると
GDM既往の方は、将来糖尿病発症予備軍であります。また、お母さんだけの問題ではなく、お子さんにも影響が出るかもしれません。

GDMと診断された方は、妊娠中だけでなく産後の生活も気をつけるようにしてください。

院長 今野 秀洋

(参考文献)
1.荒田 尚子ら;糖尿病女性とウィメンズヘルスケア 妊娠を起点とした将来の女性および次世代の糖尿病発症予防のために;糖尿病と妊娠 ;15;1;56-64;2015
2. 荒田 尚子;妊娠を起点とした将来の女性及び次世代の糖尿病・メタボリック症候群発症予防のための研究;平成26年度厚生労働科学研究費補助金
3. 和栗雅子:新診断基準によって診断された妊娠糖尿病合併女性の糖代謝 予後に関する研究:平成26年度厚生労働科学研究費補助金
4. Bellamy L,et al. ;Type 2 diabetes mellitus after gestational diabetes: a systematic review and meta-analysis.;Lancet;23;3731773-9 ;2009
5. 難波光義ら;「妊娠と糖尿病」母児管理のエッセンス;金芳堂
6. 日本産婦人科学会ホームページ:http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/ninshintonyobyo.html

 

投稿者: 佐野産婦人科医院

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