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風疹予防接種について

前回の続きとなります。
昨年から風疹が流行しております。
平成24年の報告によると、風疹の感染者のうち、70%が男性、20~40代が8割でした。
今回の大流行の原因と特に男性に多かった理由は、
① 以前は女子のみが予防接種をしていたことと、
② 風疹ワクチンによる副反応が問題となったため接種を控えていた時期があったこと
ではないかと考えられています。
問題となった副反応とは、無菌性髄膜炎です。
厚生労働省の報告によると、1200人に1人の頻度で発生したとのことでした。
(ちなみに諸外国の報告では、数万人に1人以下だったようです。)
無菌性髄膜炎では、接種後20日頃に発熱、嘔吐し、1~2週間の入院を要しますが、症状は数日で回復し、後遺症はないようです。
ワクチン接種による副反応の被害を受けた方には心よりお見舞いを申し上げます。
一方米国では、風疹の予防接種を徹底したおかげで、感染を阻止することができています。
なんでも外国のまねをすればよいとは思いません。
確かに一部の人には、副反応の被害がでることがあります。
しかし、接種することによって、多くの人にはメリットがあります。みんなで風疹にかからなければ、みんなの子供達を守ることになると思います。今回の妊娠中の検査で風疹抗体陰性だった方は、産後に予防接種することをお勧めします。
副院長 今野 秀洋

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