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つわりの対処法

今回はつわり(悪阻)についてお話しします。 つわりとは妊娠初期に起こる、気持ち悪さや嘔吐することです。 早い人では妊娠5週頃より始まり、9週ぐらいに最も強くなり、12週~16週頃には自然によくなってきます。 症状には個人差がありますが、中にはほとんど食事が取れずに入院をする人もいます。対処方法ですが、まずは予防だと思います。 特に前回妊娠時つわりがつらかった人は、妊娠直前から準備しておくとよいと思います。 妊娠前からのビタミンA,B1,B6,B12,C,D,E,Fや葉酸を含んだマルチビタミンの摂取が、つわりの予防をできるとの複数の医学的報告があります。 どの成分が特に有効であるかははっきりしていませんが、ビタミンB6はつわりがおこってしまった方にも有効と言われています。 また、葉酸は胎児の神経管閉鎖障害の発生頻度も減らす効果もあります。 いわゆる妊婦さん用のマルチビタミンはドラッグストアや赤ちゃん用品店で各種販売しておりますので、試してみては如何でしょうか。次に症状が出てしまった人に対してです。(1) トリガーとなるものから避ける 人によって異なりますが、におい、特に刺激臭(例えばたばこの煙とかカレーなど)がトリガーとなることが多いので、においが気になるものから避けて下さい。 また急に動くこともトリガーになることがありますので、ゆっくりと動く様にしましょう。(2) 複数回に分けた食事、水分補給を たくさん食べると嘔吐することもあるので、6回や8回などに分けて食べて下さい。 また、例えば朝は大丈夫だが夕方はつらくなるなどという症状の日内変動もあるので、調子が比較的よい時に食べるのもよいかもしれません。 また水分やミネラルの補給が大事なので、お口に合うのであれば、スポーツドリンクを取るのがよいと思います。(3) ショウガをとる ショウガの粉末が、つわりに有効であるという海外の報告があります。 日本では粉末を入手することは難しいので、ショウガを使った料理を食べたり、ショウガをすったものを料理に使ってもよいかもしれません。 これでもだめならば、病院で相談して下さい。 漢方薬を処方したり、脱水症状がある場合は点滴をしたりします。 つわりは本当に大変だと思いますが、つわりがあるということは、普通は妊娠がうまくいっていると考えられると思います。 時間経過とともによくなってきますので、みんなで協力してつわりを乗り越えていきましょう。 副院長 今野 秀洋

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