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院長ブログ
AMH(アンチミュラーリアンホルモン)について
AMHとは、アンチミュラーリアンホルモン(もしくは抗ミュラー管ホルモン)の略で、発達途中にある卵胞から分泌されるホルモンです。 卵巣にある原始卵胞が成熟し、未成熟な卵胞が少なくなるにつれ、AMH値も低下します。 AMHを測定すると、卵巣にどのくらい卵子が残っているのか、つまり「卵子の在庫数」が評価できることになります。 AMHは卵巣年齢の指標とも言われており、このため不妊治療の領域ではAMHが近年注目されています。 「AMH値が低い」=「卵子の在庫が少ない」となるわけですが、これは「妊娠率が低い」ということではなく、これから不妊治療をできる期間が限られているということを意味していると考えられます。 当院でも、AMHが測定できるようになりました。 検査は採血で行います。月経周期のどのタイミングでもできます。 保険診療適応外のため7000円と少し高額になりますが、貴重な時間を無駄にしないためにも、判断材料の一つになると思われます。 外来でお訊ね下さい。