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院長ブログ
妊娠期間中のインフルエンザワクチン接種についてご説明します。
当院では、今年も妊婦さん向けに10月1日からインフルエンザワクチン接種を開始する予定です。
妊娠中にインフルエンザにかかると重篤な合併症が起こりやすいと言われています。
もし妊婦さんがインフルエンザに感染した場合、心臓や肺の機能が悪化し入院する相対的リスクは、非妊娠時の1.4倍~4.7倍と高くなると言われています。
妊娠中に注射することのよる赤ちゃんへの影響が心配だと思いますが、現在使用されているインフルエンザワクチンは不活化ワクチンであるので、理論的に妊婦さんや胎児に対して問題はありません。
日本や米国では、いずれの妊娠週数の妊婦さんへのインフルエンザワクチン接種を推奨しています。
もちろん、アレルギー等の副作用には注意しないといけませんが、特にワクチン等に対するアレルギーがない方には、私は接種することをお勧めしております。
猶、当院では、妊婦さんに対して防腐剤の入っていないワクチンを準備しておりますので、より安心して頂けるのではないかと思っております。
副院長 今野 秀洋